園児のお父さんが亡くなりました、どう接していけばいいですか?

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先日、保育園児のお父さんからご質問をいただきました。

【ご質問】

年長の娘の保育園の一番仲良しのお友達(同じ年の女の子)のお父さんが亡くなりました。
40歳でした。

こういう時、周りの私たちはこの子にどう接すればよいのでしょうか?
逆に、やってはいけないことはありますか?
(頑張れ、とか、元気出してなどとは絶対に言わないつもりですが)

毎日長い時間接している娘には「何も言わず普段通りに遊べ」とは言ってありますが、他に娘に伝えておくべきことはありますか?

園の先生たちもこんな経験はほとんど無いようなので、この子をしっかりケアしてくれるのかちょっと心配です…

【アドバイス】

とてもデリケートな問題ですね。
私も園に勤務していた時に園児の母親の病死、父親の自死、という悲しい出来事に直面しました。その経験なども含めて私が思うことをお話しします。

若くして亡くなられたお父さんの気持ち、残されたご家族の気持ちを慮ると、慎重になってしまいますね。

まず、娘さんには「普段通りに遊んで」で良いと思います。
もう年長さんなので、もう少しきちんと伝えておくとすれば・・・
そのお友だちがいつも通り遊んでいても、もしかしたら突然泣いたり、怒ったりして、娘さんが驚くようなことがあるかもしれません。

それは・・・
悲しい気持ちが突然込み上げてきたりしてそんな風になることがあります。
あなたに対して泣いたり怒ったりしてるんじゃないんだからわかってあげてね。
普通に遊んでいたら、楽しくなって悲しくなったこと忘れられるからと、伝えてあげたらどうでしょう。

周りの大人(保育園の保護者)は、にっこり笑顔で見ているだけでいいと思います。
闘病中にお父さんの病状をどのくらい子どもに伝えていたかによっても、子どもの受け止め方が違うのですが、子どもにあまり詳しいことを言っていなかった場合は、かなりショックが大きいと思います。
お父さん・お母さんの他にも見守ってくれる大人は、いるんだよという安心感を感じてもらえるといいです。

それよりも、お母さんの力になれることはないか。
母親・父親両方をやっていくことになったのだけど、自分自身も夫を亡くした悲しみがあって、子どもどころではないかもしれません。

先回りして働きかける必要はないけれど「出来ることがあったら何でも言ってね」と。
いざという時に頼れる存在があるということをわかっているだけでも、安心に繋がります。

大切な人の死を受け入れていくのにかかる時間、悲しみの強さ、そのときの気持ちの表し方は、大人も子どもも一人ひとり違うし、時間の経過とともに気持ちも変化していくので、
本人の一番望むことをするのが一番だと思います。

亡くなった直後より、すこし時間が経った方が悲しみが深くなるので、これからますます周囲のケアは大事だと思います。

先生方は、その子をより配慮して、不安・イライラ、悲嘆の感情を表現させて受け止めるしかないです。
ただ、子どもは複雑な気持ちを言葉では上手く表現できないので、話を聴くというよりスキンシップを増やしてあげてください。
お絵かきなどの表現活動を通して会話するのも有効だと思います。
悲しい気持ち、不安な気持ちや、楽しかった思い出を描くこともあります。

あとは、周囲の子どもたちにどうしたらよいか指導が必要です。
子どもなので悪気はなく「お父さん死んじゃったの?」と言うことはあると思います。このあたりは親御さんの指導が必要になると思います。

長くなりましたが、これまでと変わらず、仲よくするのが一番だと思います。

周りの皆さんであたたかく見守ってあげてください。

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